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合議のルールの実用例

合議ユニットと合議条件を様々に組み合わることにより、単純に上司の承認を受けるルールから、階層化された組織での複雑な多数決などの合議による承認のルールまで広く表現できます。
メールを送信するにあたっては、最上位の合議ユニット(トップ合議ユニット)の状態が「成立」で実際にメールが送信され、「不成立」でメールは破棄されます。


※ 合議のルールの仕様は「合議のルールとは」を、合議のルールの表記については「合議のルールの表現方法」をご覧下さい。
 

① 単独条件 … 一人の「承認」又は「否認」で、「成立」又は「不成立」

単純条件 
C1が「承認」することでE1は「成立」してメールは送信され、「否認」すれば「不成立」となりメールは破棄されます。
C1を上司のメールアドレスとすれば、上司の承認によりメールを送信するルールとなり、メールの送信依頼をした自分自身のメールアドレス(予約語:@RemoteEmail)を指定すれば、自分自身での送信確認が可能となります。また予約語は、合議のルールを共有化する場合に役立ちます。
3分で成立する自己承認 
予約語:@RemoteEmailとタイマーを組み合わせることで、うっかりミス防止の自己承認ルールを作成できます。
上記の例は、送信後3分すると承認しなくともメールは送信されます。3分以内であれば、「否認」することでメールの送信をキャンセルできます。
 

② OR条件 … 誰か一人の「承認」で、「成立」 (全員が「否認」すると「不成立」)

OR条件 
C1~Cnのいずれか一人が「承認」することでE1は「成立」してメールは送信されます。
 

③ AND条件 … 全員の「承認」で、「成立」 (誰か一人が「否認」すれば「不成立」)

AND条件 
C1~Cnの全員が「承認」することでE1は「成立」してメールは送信されます。
 

④ 多数決 … 過半数の「承認」で、「成立」

多数決 
C1~Cnの過半数の「承認」でE1は「成立」してメールは送信され、「否認」で「不成立」となりメールは破棄されます。
 

⑤ 組織を意識した合議 … 同僚と上司の「承認」を得て「成立」

組織を意識した合議 
同僚3人(C2、C3、C4)全員の「承認」によりE2は「成立」し、上司C1による「承認」と合わせて、E1の「成立」が決定します。
この合議は全員の「承認」で成立する為、以下の合議と同等となります。
同等の合議
 

⑥ 組織を意識した合議2 … 上司が不在の時でも上司代理に「承認」を得て「成立」

組織を意識した合議2 
上司(C1)又は上司代理(C2)のいずれかの「承認」によりE2は「成立」し、同僚3人(C3、C4、C5)全員の「承認」によるE3の「成立」と合わせて、E1の「成立」が決定します。
 

⑦ 組織を意識した合議3 … 上司2人又は上司1人と同僚全員の承認で「成立」

組織を意識した合議3 
上司2人(C1、C2)の「承認」、または上司1人(C1又はC2)の「承認」と同僚3人(C3、C4、C5)全員の「承認」によってE1は成立します。
 

⑧ 判定期限を設定 … 一定時間経過しても判定が定まらない時に「成立」又は「不成立」

期限で成立 
E1がt分経過しても「成立」又は「不成立」とならない場合に、E1は「成立」してメールが送信されます。またt分経過する前にC1が「否認」されれば、E1は「不成立」となりメールは破棄されます。

E1がt分経過しても「成立」又は「不成立」とならない場合に、E1を「不成立」とする場合は以下の通りです。この場合、t分経過する前にC1が「承認」されれば、E1は「成立」してメールが送信されます。
期限で不成立
 

⑨ 合議の遅延 … 一定時間経過してから「成立」させる

合議の遅延 
C1による「承認」があったとしても、E1はt分経過しないと「成立」しません。但し、C1が「否認」した場合はE1の「不成立」が直ちに決定します。

もし、「成立」も「不成立」も一定時間遅延させたい場合は、以下の設定が有効です。
完全な合議の遅延 
C1による「承認」はt1分経過後にE1を「成立」させ、C1による「否認」はt2分経過後にE1を「不成立」にさせます。
 
 

⑩ 複雑な条件 … 複数の条件を一つの合議に含める

成立条件1(E2):上司(C1)と同僚3人の内1人(C2又はC3又はC4)の「承認」
成立条件2(E3):同僚3人(C2、C3、C4)全員の「承認」
複雑な条件 
E2とE3は完全に独立した合議になり、いずれかが「成立」することでE1が「成立」します。

※一人のメールアドレスを一つの合議定義の中の複数の合議ユニットで使用することができます。
 合議条件で複数回利用されているメールアドレスへの承認依頼は1件のみ送信されます。
 また、「承認」、「否認」の選択は、該当する合議ユニットの合議条件全てに反映されます。
 承認者へは一度だけメールが送られ、一度の判断で関係する全ての合議条件が更新されます。
 
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